大きな毛氈の上で
どうでもいい話のためになんとなくはてなブログを開設した受験生です。
どうでもいい話をします。
爆風スランプくんという話はTwitterでしましたが部活(書道部です)の創作作品を作るにあたり完全に煮詰まってしまった。いや〜忙しいとは心を亡くすと書きますけど本当にクソミソ脳みそになっちゃって大変なので今日はサボるということにしたんですよ(ここまで170文字)。
それで、森見登美彦さんの本を引っ張り出してきた。なんか面白い言葉を探すならここかなあと思ったから。そしてふと、理系でそのうえ一番離れたクラスの名前しか知らないような同級生が、有頂天家族(森見登美彦さんの著書)で読書感想文の賞をとっていたなあということを思い出した。
私は、『同じ本を読んでいる』人のことを、友達や恋人のような近い距離の人を入れる自分の関係の輪とはもっと別の、同じ世界を知っているという輪に入れているなあと思った。
友達と分かり合うことは沢山あるし、恋人ともいろんなことを共有するだろう。でも、同じ本に全く違う状況で出会って、その本を読んで心を動かされて夢の旅をしたことがある。全く知らない人の机の上に、あの何度も何度も読み返したあの本が置いてある。その事だけで、いろんなことを通り越して、そのよく知らない人のことも輪の中に入れてしまう。
きっとその同級生は、狸の堂々とした佇まいに感動しただろうし、魑魅魍魎の入り乱れる夜の京都の街に思いを馳せただろうし、偽電気ブランをどうにかしてひと舐めしてみたいと思っただろう。
私の想像と、その人の想像は、どこかで繋がっているだろうか。
爆風スランプ………締切は12日だ!